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執筆者の写真Yuuichi Takeshima

冬タイヤについて



私が免許を取得したのが真冬。

当時(40年前)はスパイクタイヤが主流で、たまに「スノータイヤ」の人もいました。

スノータイヤとはピン(スパイク)が付いていない、冬用のタイヤ

スパイクタイヤとはスノータイヤにピンが打ってあるタイヤ


粉塵被害が酷くて、黄砂のように空気が汚れていました。

舗装道路も削れ、春にはデコボコの道路が出現してました・・・


スパイクタイヤが禁止(雪道では使用可能)になり「スタッドレスタイヤ」が代替えで誕生した訳です。

それが30年~35年前の話


代替えと言ったのは当時「ゴムピン」や「プラスチックピン」を打ったものもありましたから(笑)


スパイクタイヤが禁止になり、初めてスタッドレスタイヤを見た時

「こんなタイヤ雪道で使い物になんのか?」でした。


それが実際には驚くべき性能である事にビックリ!!!

最初に履いたスタッドレスはトーヨー・オブザーブ

「クルミ配合スタッドレス」です。

これが本当に良く効くタイヤ。

通勤に使っていた国道20号線には1キロ位の上り坂がありました。

スパイクタイヤでも滑って登らなくなるその坂を、スタッドレスタイヤはいとも簡単に登って行くではありませんか!!!

当時(昭和50年代)は今よりも雪が降り・・・

深夜から朝方にかけてマイナス20°は当たり前の世界・・・


そんな環境でも、30年前のスタッドレスはスパイクタイヤよりも優れた性能を発揮していたんだと感心してます。


なら現在(平成から令和)のスタッドレスはより素晴らしいタイヤだと思ってません?

実際にはそんなに性能は上がってないというのが、私の意見です。


どうしてそう思うか?


スパイクからスタッドレスに切り替わった時に、考える能力がある人間は「ピンのないタイヤなんか雪道は無理」と決めつけます。


頭の中には「滑る」「止まらない」が常にある訳です。


「おのずと慎重な運転になります」


当時の車で四駆の乗用車なんかありません。


コンパクトカーはFFになっていたので、ほとんどの中型乗用車はFRでした。

雪国で運転するにはガソリンタンクは何処に背負ってるか?

スペアタイヤは何処に格納されてるか?

足回りはストラットかウオッシュボーンか?

ステアリング方式はラック&ピニオンかボールナットか?

雪道を走るためにはどんな車が必要か?

雪道を走る為にはどんな足回りのカスタムをするか?


そんな事を考えながら、車選びをしてました。


スタッドレス・タイヤは

滑る!止まらない!

それが雪道の基本です。


滑らない・止まる・・・

それは誤った情報です。


まずは「滑らす」んです!!!

広い駐車場で思い切り車を滑らせるんです。


そして思い切りブレーキをかけるんです。


このスピードでは滑るんだ・・・

このブレーキのかけかただと滑って止まらないんだ・・・


自分の車を操作するのは「自分」です。

車に頼ってる人が過半数居るのでは・・・

車は道の状況や天候を判断できる代物ではありません。


運転する人が「車を操る」事が基本です。


それが出来れば世界各国の、どんなスタッドレスタイヤも乗りこなす事が出来ます。


どのスタッドレスタイヤが一番とか・・・

どのメーカーが良いスタッドレスとか・・・


それを決めるのは「あなたの腕」です。

考える運転が出来れば、スタッドレスタイヤは必要ありません。


ちなみに私の愛車は

スバル・サンバートラックTT2です


一年通して「普通タイヤ」です(笑)


スタッドレスタイヤは進化してるようで、進化してないんだなって思います。

M&Sで十分!!!


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